トヨタ自動車の豊田章男社長（日本自動車工業会会長）は２日、東京モーターショー会場で「今日にも来場者数が１００万人に達しそうだ」と述べ、目標に設定していた大台の達成が確実となったことを明らかにした。

東京モーターショーの来場者が１００万人を超えるのは２００７年以来６開催ぶり。

来場１００万人達成は、トヨタの社長・副社長が出席し、自社サイトでも配信した「公開経営会議」＝写真＝で明らかにした。豊田社長は「クルマに関心の無い人を呼び込めた。異業種の方の協力も大きい」と１００万人到達の要因を説明。「１００万人を呼べるイベントになると、世界に発信していけることが増える」と述べ、大台に達した意義を示した。

公開経営会議では、安全技術や電動化などについて６人が議論。豊田社長は「一般の方々にこうした技術などについて正しい認識をもってもらうために今回のような取り組みを行った」とイベントの狙いを説明した。

日刊自動車新聞11月5日掲載