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2019年11月1日

3R推進功労者表彰、経産大臣賞に豊田鉄工

経済産業省は25日、同省が後援する2019年度リデュース・リユース・リサイクル(3R)推進功労者等表彰の受賞者を決定したと発表した。

内閣総理大臣賞は、群馬県立藤岡工業高等学校と花王が受賞する。経済産業大臣賞は、トヨタ自動車系プレス部品メーカーの豊田鉄工(岩瀬次郎社長、愛知県豊田市)の受賞が決まった。表彰式は29日に都内で行われる。

同表彰は3Rの推進に貢献している企業や学校などのうち、地域性や独創性などから特に優れているものに贈るもので、1992年から実施している。リデュース・リユース・リサイクル推進協議会が主催し、経産省など7省が後援する。今回は86件の中から関係大臣賞を決定した。
豊田鉄工は、環境負荷を抑えつつ、自動車内装部品の質感を高める樹脂の成型技術を開発した。

従来、ドアトリム用アームレストの製造工程では、基材に対してスポンジや樹脂を接着剤で取り付けていた。接着剤で取り付けてしまうと分別が困難でリサイクルができない。また、製品によっては多層構造のものもあり、その分工程数も増えることがネックだった。


新工法「とよとつ」=写真=は射出成型により微細な突起を部品の裏面に施すことでクッションのように機能し、さまざまな触感を演出する。接着剤を使わずに基材にかぶせることで取り付けができる。トヨタ「アルファード」などに採用されている。

日刊自動車新聞10月29日掲載

開催日 2019年10月25日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

経済産業省

対象者 中高生,大学・専門学校,一般,自動車業界