2019年10月15日
上期の中古車登録、2年ぶりに増加
2019年度上期(4~9月)の中古車登録台数は、前年同期比3・0%増の189万1372台となり、2年ぶりに前年実績を上回った。4~8月は前年並みの水準で推移したものの、9月は単月として7年2カ月ぶりとなる2桁増を記録した。新車販売が拡大した影響で下取り車の発生量が増えて中古車流通が活性化した。
日本自動車販売協会連合会(自販連、小関眞一会長)が10日に発表した。4~9月実績が189万台を超えたのは12年以来7年ぶり。トラックが同0・6%減と前年実績を割り込んだものの、乗用車が同3・5%増と落ち込みをカバーした。特にSUV人気を背景に普通乗用車が同6・1%増と伸び、全体実績をけん引。7、9月以外マイナスだった小型乗用車も0・4%増と小幅ながらプラスを確保した。
9月単月は、同18・4%増の33万7558台と12年7月以来となる2桁増となった。前年実績と一進一退を続けた4~8月から一転した。車種別でもマイナスのバスを除いて2桁増となり、軒並み拡大。普通乗用車は同20・8%増の16万9307台と、9月単月として過去最高だった。
自販連では「新車販売の伸びが、下取り車の発生拡大につながった」としており、業販や小売りを含め、中古車流通全体が活性化したとの認識を示した。
日刊自動車新聞10月10日掲載
開催日 | 2019年10月10日 |
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カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
主催者 | 日本自動車販売協会連合会、日本自動車輸入組合 |
上期の輸入中古車登録、5年連続で増加
日本自動車輸入組合が10日発表した2019年度上期の中古輸入車登録台数は、前年同期比5・8%増の28万8039台となり、5年連続で前年を上回った。9月単月は同20・2%増の5万1375台。
上期実績は、乗用車、貨物車ともに前年実績を上回った。5年連続プラスだった新車の輸入車登録に連動する形で、中古車流通量も拡大した。乗用車では、特に普通乗用車が同6・9%増と大きく伸ばした。月別にみると、消費税増税を直前に控えた9月が乗用車、貨物車ともに20%超と大幅に伸長した。