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2019年10月9日

クルマ業界女子部 ペダル操作に関するアンケート ヒヤリ経験は5割に迫る 靴選びの大切さアピール

ペダルを踏もうとしてすべったことがある―。

自動車ジャーナリストの吉田由美氏とまるも亜希子氏が共同主宰する「クルマ業界女子部」が行った女性ドライバーを対象にしたアンケートから、クルマのペダル操作や運転時の靴に関する現状が浮き彫りになった。調査結果の中にはヒールが挟まったことがあるとの回答もあり、同部ではペダルの適正操作など今後の活動に活かすための課題が残っていると指摘した。

アンケートは日常的にクルマを運転する100人の女性(20~50代)を対象に行った。ペダル操作の悩みや困りごとについてに聞いたところ、56%が「悩みはない」と回答したものの、一方で、30%が「長く運転していると疲れる」、8%が「ペダルの微細な調整がしにくい」と答えた。

また、「足が小さい、力が弱くペダルをしっかり踏めない」との答えも4%あり、女性特有と思われる悩みも明らかになった。

ペダル操作でヒヤリとした経験があるかの問いには75%があると回答。最も多かったのは「ペダルを踏もうとしてすべってしまったことがある」で46%。次いで「ペダルを踏み間違えたことがある」が13%、「靴のヒールなどが挟まってしまったことがある」が6%、「ブレーキがしっかり踏めなかったことがある」が5%と続いた。

このほか「ヒールが引っ掛かってブレーキが遅れた」と回答した40代女性もいた。

クルマ業界女子部は、女性視点からクルマ社会を応援する活動の一環として「#置きシュー」プロジェクトを始めている。オシャレを楽しみたい女性に、運転に適した靴を車内に常備してもらう取り組みで、運転時の靴選びの大切さを訴求している。

同部は今回のアンケート調査を踏まえ、「最適なドライビングポジションの取り方やペダル操作の最適化など、まだまだ課題はある。まずは#置きシュープロジェクトからスタートし、今後の活動に活かしていく」方針だ。

日刊自動車新聞10月7日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

クルマ業界女子部

対象者 自動車業界
リンクサイト

クルマ業界女子部「#置きシュー」プロジェクト開始へ 運転に適した靴の車内常備よびかけ

https://response.jp/article/2019/09/25/326865.html