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2019年10月7日

ダイハツ「ロッキー」20年ぶり復活 東京モーターショー後、発売予定

ダイハツ工業は、11月に国内投入する小型SUVで約20年ぶりに「ロッキー」の名を復活させる。新型車はダイハツの新プラットフォーム「DNGA」採用車の第2弾となり、トヨタ自動車にもOEM(相手先ブランドによる生産)供給する。トヨタでは4チャンネル併売車となり、車名は「ライズ」となる見通し。

新型ロッキーは、2017年の「第45回東京モーターショー」でコンセプトカーとして出品した「DNトレック」の市販モデルとなる。7月に全面改良した軽乗用車「タント」に次いでDNGAを全面採用する。DNGAでは、軽自動車から小型車までの設計思想を共有化しており、今秋投入するロッキーはDNGAを採用した初の登録車となる。発表は「第46回東京モーターショー」閉幕後の11月5日を予定する。

新型ロッキーはAセグメントに属するコンパクトSUVで、競合車はスズキの「クロスビー」や「イグニス」となる。トヨタ向けにもOEM供給し、各新車ディーラーでは先行受注を10月からスタートしている。スズキの独壇場となっているコンパクトSUV市場で、販売力のあるトヨタと共に新規顧客の開拓を目指す。

旧ロッキーはラダーフレームを採用した本格SUVで、1990年代に販売していた。90年代中盤にはトヨタ「RAV4」などの乗用車をベースとしたクロスオーバーSUVが台頭し、ロッキーは97年に国内販売を終了していた。

ダイハツがトヨタに小型SUVをOEM供給するのは、90年代後半の「キャミ」(ダイハツ名「テリオス」)、06年の「ラッシュ」(ダイハツ名「ビーゴ」)以来となる。トヨタのSUVラインアップでは「C―HR」より下のクラスに位置し、空白となっていた小型SUVクラスをカバーする商品となる。

日刊自動車新聞10月4日掲載

開催日 2019年11月5日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

ダイハツ工業(株)

対象者 キッズ・小学生,中高生,大学・専門学校,一般,自動車業界