2019年10月7日
中四国地区トヨペット店、カスタマイズ車両販売へ 個性求める顧客へアピール
中四国地区のトヨペット店9社は、独自仕様のカスタマイズ車両の販売に乗り出す。対象となるのはSUV「ハリアー」、ミニバン「アルファード」「ハイエース」の3車種=写真。
通常車両をドレスアップし、付加価値を訴求することで個性を求めるユーザーへアピールする。同時に、さまざまなカスタマイズパーツを付与したクルマを販売することで、車両単価の上昇に伴う粗利の向上を見込む。 全国のトヨペット店系列ではエリアごとに販売終了が決まった「マークX」のオリジナル動画を作成するなど、共同展開を開始している。中四国地区ではよりビジネスに即した施策として、オリジナルパーツを付与した独自車両を販売する。
背景に存在するのが来年5月に迫ったトヨタ4チャンネルの完全併売化。ここ数年、商品に恵まれていたトヨペット店にとって人気車の併売が逆風であることは確か。それだけに、改めてストアブランドの確立、ユーザーへの認知度向上を目的にトヨペット店専売のハリアー、アルファード、ハイエースのカスタマイズ車を設定した。
広島トヨペット(古谷英明社長)が先行して取り組んでおり、カスタマイズメーカー大手のトムス(谷本勲社長)のパーツを使用する。それぞれの車種でフロントバンパー、アルミホイール、LEDライトなどを付与しており、一目しただけでベース車両とは異なるスタイリングに仕上げた。同社では広島県内を3ブロック分けたエリアごとに各車種を展示する。
個別にパーツを付けるより10~20万円セット価格を割安にするなど戦略的な値段を設定した。同社で作成したモデルを中四国のトヨペット店で取扱い、各社のビジネスチャンス拡大に役立てる方針。
日刊自動車新聞10月3日掲載
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
---|---|
主催者 | 中四国地区のトヨペット店9社 |
開催地 | 中四国 |
対象者 | 一般,自動車業界 |