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2019年9月17日

中国地区新車8月 3カ月連続のマイナス 登録と軽明暗分かれる

中国地区の2019年8月の新車販売総数は、前年対比0・7%減の2万8533台となり、微かながら3カ月連続のマイナスとなった。

登録車が2・7%減の1万5415台と減少したのに対し、軽自動車が1・7%増の1万3118台と明暗を分けた。この結果、新車販売台数に占める軽自動車比率は1・1ポイント増の46・0%に上昇した。

登録車では山口、鳥取、島根が増加したものの、大市場の広島、岡山が減少したことが響いた。消費増税前の駆け込みが顕在化していない現状を反映した。各銘柄ともハイブリッド車(HV)を中心に納期が長期化しており、需要と実績がミスマッチしていることも影響している。銘柄別ではレクサスが各県で記録的な伸びを示しており、昨年投入した「ES」「UX」などが順調な売れ行きを見せている。

軽自動車は各県で底堅い動きを見せている。今春に新型車「デイズ」、「eKワゴン」を投入した日産、三菱が前年を大きく上回る台数を確保した。ダイハツも「タント」が好調なスタートを切っており、中国5県合計で4778台をマークした。2位のスズキとの差を前年から271台から1278台に大きく拡大。シェアも前年対比2・6ポイント増の36・4%を記録している。

日刊自動車新聞9月12日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
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日刊自動車新聞社まとめ

開催地 広島、岡山、山口、鳥取、島根
対象者 自動車業界