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自動車産業インフォメーション

2019年9月11日

小糸製作所 世界初 ブレードスキャン®ADBの実用化、高精細な配光制御で交通事故低減に貢献                    

株式会社 小糸製作所(本社:東京都港区、社長:三原弘志)は、世界初のヘッドランプシステム「ブレードスキャン®ADB※1」を開発、実用化いたしましたのでお知らせいたします。

夜間における交通事故防止を目指して、当社は、ハイビームの照射範囲を走行状況に応じて自動制御し、対向車や前走車に眩しさを与えることなく、夜間走行の前方視界を良好にするヘッドランプシステム「ADB」の開発に取り組んで参りました。現在主力となっている複数のLEDを個別に点消灯することで配光を制御する「アレイ®ADB」を実用化するなど、ADBの普及を進めています。

今回開発の「ブレードスキャン®ADB」は、高速回転する2枚のブレードミラー(リフレクタ)にLEDの光を照射し、光の残像効果を用いて前方を照射する方式です。
ブレードミラーの回転に合わせて12個のLEDの点消灯を制御することにより、300個のLEDを使用するのと同等の高精細な配光を実現、対向車や前走車に対する遮光範囲を極めて小さくすることが可能となります。
これにより、対向車や前走車の近傍や車両間のスペースを照射することができ、対向車側から歩行者が横断する際など、歩行者の早期発見につながり、交通事故低減に貢献します。

※1.ADB:Adaptive Driving Beam
(トヨタ自動車株式会社では、AHS:Adaptive High-beam System と呼称)

小糸製作所ニュースリリース9月9日発表

開催日 2019年9月9日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

㈱小糸製作所

対象者 大学・専門学校,一般,自動車業界
リンクサイト

ニュースリリース

https://www.koito.co.jp/global-image/news/pdf/2019090913120016547937145d75d1101a859.pdf