国土交通省は３０日、９月１日から１カ月間、自賠責制度の広報・啓発活動を実施すると発表した。同制度の重要性や役割、無保険車運行の違法性などについて周知活動を行い、自賠責保険への加入を促進する。　国交省や警察庁、自動車事故対策機構（ＮＡＳＶＡ）など７府省１９団体で構成する自賠責広報協議会が主催となる。１９９８年以降、９月を自賠責保険のＰＲ月間と位置づけ、関係業界などと連携してポスター掲示やリーフレットの配布、街頭広報活動を行っている。

今年度は「忘れちゃいけない自賠責」という標語の下、車やバイクの保有者に対する加入の呼びかけや被害者救済としての役割を担う自賠責制度の認知度向上を目指す。

２０１８年の交通事故発生件数は４３万６０１件、負傷者数５２万５８４６人、死者数３５３２人だった。

日刊自動車新聞9月2日掲載