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2018年11月9日

中部運輸局、整備人材確保セミナー 11月に静岡と岐阜で初開催

国土交通省中部運輸局(石澤龍彦局長)は自動車整備士の人材不足の解消に向けて、整備士の受け入れ側となる自動車整備事業者の対応に焦点を当てたセミナーを月内に静岡県と岐阜県で行い、事業者の人材確保・育成に対する取り組みを強化する。

11月15日に静岡運輸支局(古橋由忠支局長)が静岡市葵区のクーポール会館で「静岡県自動車整備人材確保・育成セミナー」、11月20日に岐阜運輸支局(古屋勝治支局長)が岐阜市のOKBふれあい会館で「自動車整備人材確保セミナー」を開催。同運輸局は管内(愛知、静岡、岐阜、三重、福井の5県)で運輸業界の人材確保・育成に関するセミナーを行っているが、自動車整備士のみを取り上げた人材確保・育成セミナーは初めてとなる。

今回のセミナーの開催は、同運輸局が2017年11月に設置した中部運輸局人材確保・育成対策推進本部(本部長=中部運輸局長)の活動の一環として企画。整備事業者が若い人材を確保していく上で、不可欠となる職場の魅力や人材育成の方法などを、改めて考える機会とする。
静岡運輸支局が開くセミナーは、静岡県自動車整備振興会、中部自動車整備指定工場会との共催で、講演とパネルディスカッションの2部構成で実施する。
このセミナーで静岡運輸支局は、若い自動車整備士を受け入れようとする事業者に対し、人材の確保や魅力ある職場づくりに向けた問題提起を狙う。特にパネルディスカッションは「若者が魅力を感じる職場づくりを考える」をテーマに20代の女性メカニックや検査員、自動車整備士養成校の外国人学生らが登壇することで、参加者には若手の生の声が聞ける貴重な機会となりそうだ。
一方、岐阜運輸支局のセミナーは、岐阜県自動車会議所、岐阜県自動車整備振興会、岐阜労働局、中部運輸局人材確保・育成対策推進本部、岐阜県自動車整備人材確保・育成連絡会が協力。人材確保についての講演や、ディーラーの人材獲得の事例発表、人材育成に関する支援制度の説明などを行う。
人材獲得のためのポイントや取り組みを紹介するだけでなく、労働者の人材開発と雇用環境整備関係の助成金制度についても解説することで、整備事業者が職場環境改善や教育体制強化を進め、若い人材を受け入れるための態勢を整えるきっかけとする。
両セミナーは自動車の先進安全技術の急速な進展により、より高度な技能・知識を持った人材が求められる中で、自動車整備士の人材不足が問題視されている現状を懸念。整備事業者を対象にセミナーを開催して取り組みや事例を共有し、若者から選ばれる魅力ある業界としていくことを目指す。

日刊自動車新聞11月9日掲載

開催日 2018年11月15日
開催終了日 2018年11月20日
カテゴリー 展示会・講演会
主催者

国土交通省中部運輸局、

静岡運輸支局・静岡県自動車整備振興会・中部自動車整備指定工場会

岐阜運輸支局、岐阜県自動車会議所、岐阜県自動車整備振興会、岐阜労働局、中部運輸局人材確保・育成対策推進本部、岐阜県自動車整備人材確保・育成連絡会

開催地 15日静岡市葵区・クーポール会館(静岡運輸支局)、20日岐阜市・OKBふれあい会館(岐阜運輸支局)
対象者 自動車業界
リンクサイト

静岡運輸支局開催案内 http://wwwtb.mlit.go.jp/chubu/shizuoka/oshirase/20181108press.pdf

岐阜運輸支局開催案内 http://wwwtb.mlit.go.jp/chubu/gifu/top/jinzaikakuho.pdf