埼玉自動車大学校（金子勉校長）は２１日に、伊奈町にある同校で「見せます　魅せます　車の全て」をテーマに「第４８回埼自大祭」を開催する。クラス対抗学生技能コンテストをはじめ、学生作品の新機構搭載車のハーフカット作動モデル、カスタムカーなどの展示のほか、ガレージセールなど様々なイベントが行われる。

同校でもっとも注目されているのが、毎年学生が製作している新機構搭載車のハーフカット作動モデル。今年は日産リーフを使った初の電気自動車のハーフカットに挑戦。構造から作動まで分かりやすく表現されたもので、教材として製作されたものではあるが、各企業や団体からの車両の貸し出しや展示依頼が多い。どのハーフモデルも埼自大祭開催日に合わせ、学生が毎日遅くまで作り上げた傑作である。近年の作品には、プリウス、インサイト、リーフ、アクア、フィット、ポロ、レジェンドなどのほか、各エンジンカットモデルがある。また、小さな子供のメカニック体験など大人から子供まで楽しめる企画が満載。

さらに、クラス対抗の技能コンテストでは、各学年ごとに代表者が制限時間内に技術と正確さなどを競い、会場は一番の盛り上がりを見せる。当日は埼玉県内はもちろん、県外からも同校の卒業生や埼玉自大ファンが訪れる。

日刊自動車新聞10月17日掲載