2018年8月30日
JMRC北海道が9月24日 初のモータースポーツフェス 魅力とクルマを操る楽しさ 見て体験して知って
全道のモータースポーツクラブが新たなファン開拓に動き出す―。
JAF北海道地域クラブ協議会(JMRC北海道、中田省吾運営委員長)は9月24日、新千歳モーターランドで「北海道モータースポーツフェスティバル」を初開催する。モータースポーツと接点のない一般の人々に、その魅力とクルマを操る楽しさを“見て”“体験して”知ってもらうのが大きな目的。誰でもマイカーで気軽に参加できる競技や現役トップドライバーの同乗走行など多彩な体験型プログラムを用意し、3千人の来場を見込む。
JMRC北海道は、ラリー、レース、ダートトライアル、ジムカーナなどを主催する道内各地の四輪モータースポーツクラブ42団体で構成。若者のクルマ離れなどにより、かつてと比べて減少したモータースポーツ人口を再び拡大させようと、まず広い層に向けて魅力をアピールしていくことにした。フェスティバルは日本自動車連盟(JAF)北海道本部と共催。
スラロームや180度ターン、バックを組み合わせたパイロン競技「オートテスト」、家族全員で本格ラリー気分が味わえる「ファミリーラリー」、ジムカーナやダートトライアルの体験走行など実際に運転して楽しめるメニューが多い。しかも事前申し込み不要という敷居の低さが特徴。道内のモータースポーツをテーマとしたフォトコンテスト、モータースポーツのオフィシャルスタッフを目指す人のためのボランティアセミナーなども行う。物販や飲食のブースを用意し、会場内で終日中、モータースポーツの世界を満喫できる。
当日は道内在住の国内トップドライバー3選手がやってくる。全日本ラリー選手権で9度の年間王者に輝く奴田原文雄選手(恵庭)、全日本ラリー選手権と全日本ダートトライアル選手権で活躍する鎌田卓麻選手(旭川)、全日本ダートトライアル選手権で16―17年と2連覇の宝田ケンシロー選手(札幌)。各選手はデモンストレーションランで華麗なドライビングテクニックを披露するほか、トークショーや同乗走行で来場者と身近にふれあう予定。
中田運営委員長は「モータースポーツを知らない一般の方に、楽しさやワクワク感を伝えたい。モータースポーツ人口の減少はすでに底を打ち、オフィシャルスタッフのライセンスセミナーは参加者が増えてきた。一人でも多くの皆さんにファンになってもらい、各地区の競技会を盛り上げてほしい。その先に競技参加者の増加がある」と語る。今回のフェスを成功させ、来年以降も年1回の恒例イベントとして開催していきたい考えだ。
日刊自動車新聞8月29日掲載
開催日 | 2018年9月24日 |
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カテゴリー | 展示会・講演会 |
主催者 | JAF北海道地域クラブ協議会(JMRC北海道) |
開催地 | 新千歳モーターランド(北海道千歳市) |
対象者 | 大学・専門学校,一般,自動車業界 |
リンクサイト | 告知ポスター決定 http://h-msfes.info/ |