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ACTIVITIES会議所の活動

意見書・要望書

2015年3月2日

「高速道路を中心とした『道路を賢く使う取組』の基本方針」
に関する意見書を提出

高速道路を中心とした『道路を賢く使う取組』の基本方針」に関する意見
国土交通省道路局に意見書提出
日本自動車会議所 道路・環境委員会

日本自動車会議所は、国土交通省道路局が募集していた「高速道路を中心とした『道路を賢く使う取組』の基本方針」(以下、基本方針)に対する意見書を取りまとめ、2月26日に同省に提出した。同省では、社会資本整備審議会道路分科会国土幹線道路部会(以下、部会)で、高速道路ネットワークの効果的・効率的な利用や大都市圏の料金体系に関する施策の具体化に向けた検討を進めている。このたび、部会での議論を踏まえ「基本方針」がとりまとめられ、今後の議論の参考とするためこの基本方針について、国民から広く意見を募集していた。

提出した意見書は、事務局が作成した意見書案を全委員に諮り、寄せられた意見などを反映させるなどして取りまとめた。当意見書では、まず総論として「本基本方針については、主要幹線ネットワークについて優先順位を明確にした上でのミッシングリンクの解消、暫定2車線区間の本来の機能確保のための工夫など、全体として賛成するものである」との基本認識を打ち出し、続けて、特に下記項目についての慎重な検討を要望した。

①ETCの普及促進・義務化について
ETC2.0の普及に当たっては、サービス内容や車載システムのあり方等、普及に向けた課題や必要な支援について官民で議論を深めていただきたい。

②一般道における大型車対距離課金の導入について
上記提案については、唐突な印象が否めない。大型車は我が国の物流の根幹を支えており、物流効率化の観点からも大型車への課金は反対である。現在の自動車重量税における大型車への課税割合を鑑みても、新たな負担のおそれがあり、議論を慎重に行っていただきたい。

◇意見書の全文はこちらから