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2019年11月27日

「第11回大阪モーターショーの見どころ」国産ブランド

西日本最大級の自動車展「第11回大阪モーターショー」(主催=大阪モーターショー実行委員会、日刊自動車新聞社などで構成)が12月6~9日の4日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催される。国産車や輸入車など計27ブランドのコンセプトカーや市販間近の最新車両が会場に並ぶ。

「Restart!~新たなステージへ~」をテーマに掲げる今回展では、プロレスラーの蝶野正洋氏によるスペシャルサポーターの採用やレディースデー(7日)の設定など初めての取り組みが目立つ。用品大賞コーナーや新車ディーラーコーナーなど恒例企画も充実している。各ブランドの展示車両やブースの出展概要、期間中のイベントなどの見どころを紹介する。

イコイコ

ダイハツ(2号館)は「つどい~みんなの暮らしをあたたかく~」をテーマにコンセプトカーをブースに並べる。言葉を重ねる畳語(じょうご)をコンセプトカーのモデル名に使い、未来のクルマの楽しさや利便性などを表した。

ファーストワンマイルとラストワンマイルでの活用を想定した自動運転車「イコイコ」は、お世話ロボットの「ニポテ」が乗員をサポートする。軽トラックのコンセプトモデル「ツムツム」は従来の軽トラックと同等の荷台サイズとしながらもキャビン内が広いことを特徴とする。会場では農業用ドローン基地として荷台の活用を提案する。

オレンジ色がアクセントとなる趣味性の高い「ワクワク」や広い車内空間を確保したミニバン「ワイワイ」もブースに並べ、若者や女性など幅広い層に訴求する。

CX―30

マツダ(2号館)は2019年から投入を開始した新世代商品群を並べる。10月下旬に発売したばかりの「CX―30」は、新世代商品群第2弾の新型クロスオーバーSUV。都心部での取り回しさの良さとSUVならではの走行性能を両立したことが特徴の一つ。「魂動(こどう)デザイン」をさらに磨き上げた外観の美しさや質感の高いインテリアも魅力的で人の感性を刺激するSUVに仕上がっている。第1弾の「マツダ3」はファストバックモデルを展示する。不要な要素を排除する「引き算の美学」によって洗練されたデザインを大阪モーターショーでも披露する。人気の「CX―8」や「CX―5」も登場し、マツダブースに花を添える。

レヴォーグプロトタイプ

スバル(2号館)は、新型「レヴォーグ」のプロトタイプを披露する。現行モデルのコンセプトを引き継ぎながらも、変化するモビリティ社会に対応すべくスバルの最先端技術を結集させたモデルに仕上がっている。新型レヴォーグを通じて「誰もが自分の意志で、運転をどこまでも愉しめる未来」を来場者にアピールする。

同社の主力エンジン「EJ20型」の生産終了に伴い、国内向けの「WRX STI」の生産も終了することが決まった。ファイナルモデルとして、特別仕様車「EJ20 ファイナルエディション」を設定し、コンセプトモデルを出展する。スバルのクルマづくりへのこだわりを発信する。

日刊自動車新聞11月25日掲載

 

トヨタ自動車(3号館)のブースには未来のモビリティ社会を見据えたクルマが揃う。東京モーターショーでも話題を呼んだ電動スポーツカー「TOYOTA e―RACER」は関西初登場。最先端のデザインや次世代のカスタマイズ機能を披露する。

TOYOTA e―RACER

移動時間を有意義に過ごすことを追求したモビリティも並ぶ。移動中に様々なサービスを楽しめる一人乗りモビリティ「TOYOTA e―4me」や医師の診察を受けながら病院に迎える「TOYOTA e―Care」がお目見えする。

コンセプトカーでは燃料電池車の「ミライコンセプト」が登場する。ダイナミックかつエモーショナルなデザインは注目を浴びそうだ。2020年投入予定のコンパクトカー「ヤリス」も展示する。「ヴィッツ」の後継車である新型車は、新プラットフォーム「TNGA」の採用によってあらゆる面が洗練されている。

スズキは(3号館)は小さなクルマで実現できる心躍る毎日を提案する。SUVテイストを強めた「ハスラーコンセプト」は、スタンダードタイプとアーバンアウトドアスタイルの2種類を展示する。スクエアを極めたスタイルやインテリアにアクセントとなるオレンジ色を使用するなど、遊びとクルマの親和性を訴求する。

WAKU スポ

プラグインハイブリッド(PHV)コンセプトカー「WAKU スポ」は、「ワクワクスイッチ」でクーペスタイルとワゴンスタイルを選択できる。内装も、全面大型モニターと木目調加飾パネルも変更でき、好みや気分で切り替えて車を楽しめる。

そのほか、家の“離れ”をイメージした自動運転車「HANARE(ハナレ)」も出展する。

「Hondaと創る、一歩先の暮らしを」テーマに掲げるホンダ(4号車)は投入予定の注目モデルを多数並べる。20年2月発売予定の新型「フィット」は計4台展示する。4代目モデルではもとももとの強みであるクラス最大級の室内空間や基本性能の高さをさらに磨き上げ、コンパクトカーの新基準の創出を狙った。持ち味の異なる計5タイプのスタイルを設定することで、ユーザーニーズにも細かく対応する。20年発売予定の電気自動車(EV)「Honda e」も登場する。

都市型EVコミューターを標榜する同車は、親しみやすい丸みを帯びたデザインが特徴の一つ。懐かしさも感じさせる外見とは対極的に大型タッチパネルモニターやサイドカメラミラーシステムなど最先端のインテリアを備え、音声認識機能「ホンダパーソナルアシスタント」も搭載する。新型「アコード」も会場に並ぶ。

日刊自動車新聞11月26日掲載

 

ニッサンIMk

日産自動車(4号館)は東京モーターショーで世界初公開し、話題を呼んだコンセプトカー「NISSAN IMk」を展示の中心に据える。ニッサンIMkは、運転支援や電動化などの独自技術「ニッサン・インテリジェント・モビリティ」を体現する電気自動車(EV)。

最新のコネクテッド機能や電子ドアミラー、ドライバーレスのバレーパーキング機能などを軽自動車サイズのボディに詰め込んだ。EVの利点を生かして広々としたキャビンスペースを確保したことも特徴の一つ。エクステリアのテーマには「ミニマル」を掲げる。日本の伝統的な街並みや自然にも溶け込むデザインを追及し、アカガネを随所にアクセントとして採用した。

プレミアムスポーツセダン「スカイライン」も展示する。運転支援システム「プロパイロット2・0」にも来場者の関心が集まりそうだ。 三菱自動車(4号館)はスーパーハイト軽ワゴンコンセプトを出展する。機動性や小回りの利く走りといった軽のバランスを両立させ、ドライブの楽しさを誘発させる。高速道路同一車線運転支援技術「マイパイロット」や衝突被害軽減ブレーキシステムなど最先端の安全運転支援システムを搭載し、ドライバーの安全も確保する。キャビンスペースも広い空間を確保しており、実用性の高さも来場者にアピールしたい考えだ。

スーパーハイト軽ワゴンコンセプト

三菱自が掲げる「Drive your Ambition」を具体化した電動SUV「マイテックコンセプト」も披露する。従来のガソリンに加え、天然ガスなどの様々な燃料の活用を想定し、発電用にガスタービンエンジンを使用。光センサーで検知した情報をフロントの「ARウィンドウシールド」に表示するなど、近未来を体感できるSUVとなっている。

LS500h

レクサス(5号館)ブースには人気の高い市販モデルが並ぶ。気品高いラグジュアリーカーと洗練された空間で来場者に贅沢な時間を提供する。商品改良を受けた「LS500h」は最新技術と和のモチーフが融合したフラグシップサルーン。世界最高峰の予防安全機能と日本の美意識を取り入れたデザインを両立している。「スーパーGT選手権」などレースの場でも活躍する「LC500」も展示する。美しいクーペデザインの同車は走りの歓びを体験できる一台。LC500hには「マルチステージハイブリッドシステム」が搭載されている。ラグジュアリーSUV「RX450h」も登場する。伸びやかなシルエットと高級感溢れるインテリアで根強い人気を誇る同車は、会場でも注目を浴びそうだ。

日刊自動車新聞11月27日掲載

開催日 2019年12月6日
開催終了日 2019年12月9日
カテゴリー 展示会・講演会
主催者

大阪モーターショー実行委員会、

開催地 インテックス大阪(大阪市住之江区)
対象者 キッズ・小学生,中高生,大学・専門学校,一般,自動車業界
リンクサイト

大阪モーターショー専用サイト http://www.osaka-motorshow.com/