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2019年4月24日

ホンダアクセスが実態調査、通勤車 軽が人気、こだわりは価格

通勤車は軽自動車が人気―。ホンダアクセス(白土清成社長、埼玉県新座市)がインターネットを通じ回答を集めた「マイカー通勤調査」から、通勤時のクルマの使用実態が明らかになった。「軽を使っている」との回答が過半数を超えたほか、通勤車選びでこだわった点については約6割が「価格」と答えた。購入費用は「100万~150万円未満」が最も多かった。今回の調査は通勤車に関するものだが、プライベートで所有するクルマを通勤にも使用するケースが大半のため、一般ユーザーのクルマに対するニーズや使用実態も浮かび上がった。

同調査は2019年3月7~11日の5日間、マイカーで通勤する全国20~59歳の男女1千人を対象に実施した。
通勤で使用するクルマのボディタイプは「軽自動車」が42・6%、「コンパクトカー」が23・1%、「ミニバン」が13・0%、「SUV」が7・6%となった。国内新車販売に占める軽比率は約4割で推移。これと軽で通勤する人が同様な割合となっており、改めて軽人気が裏付けられた。

男女別では、軽は男性が31・6%、女性が53・6%、ミニバンは男性が18・6%、女性が7・4%となっており差が表われた。
「通勤車選びでこだわった点」(複数回答)については、全体の58・4%が「価格」と答えトップ。2位は「外装デザイン」で41・9%、3位は「ボディタイプ」で41・5%だった。以下「運転のしやすさ」が39・6%、「メーカー・ブランド」が39・5%、「燃費の良さが」33・9%で続いた。

「次に買い替えるクルマ」についても「価格にこだわる」としたユーザーが55・9%と過半数に達した。2位は「燃費の良さ」で44・1%、3位が「運転のしやすさ」で40・5%となった。通勤やプライベートで毎日使うクルマだからこそ、コストや操作性を重視している実態が鮮明になった。
車両購入費用は「100万~150万円未満」(21・6%)、「150万~200万円未満」(19・5%)に集中。平均金額は196万7千円だった。

地域別にみると「東海」がもっとも多く214万6千円。「近畿」が208万3千円、「関東」が201万7千円となり、東京・名古屋・大阪の三大都市を含む地域が200万円超えの結果となった。最少は九州・沖縄で171万6千円だった。
カー用品についても質問。「車内にあれば役立つもの」では、1位が「スマホ充電器」で31・4%、2位が「空気清浄機」で25・8%、3位が「車内ガラス曇り止め」で24・9%だった。4位以下は「UVカットフィルム」(22・3%)、「傘ポケット」(20・7%)、「ドリンクホルダー」(16・6%)、「スマホ・タブレットホルダー」(13・8%)となった。
クルマ通勤には渋滞といった苦痛につながる要素があるものの、車内は自分の好きなことを楽しむプライベート空間になる。その車内での過ごし方について全体の67・5%が「音楽を楽しんでいる」と回答した。2位は「ラジオ」で33・0%、3位は「テレビ音声」で29・2%だった。
男女別にみると、20歳代女性では「音楽」が83・2%で最多。40、50歳代男性ではラジオ」の回答が多く、それぞれ46・4%、44・0%となった。
車内で「上司の悪口を叫んだ経験」があるユーザーは20・2%に上り、5人に1人が車内を“ストレス発散の場”として活用している様子が明らかになった。ちなみに、その回答率は40歳代女性では30・4%となり、最も高かった。

日刊自動車新聞4月20日掲載

開催日 2019年3月29日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

㈱ホンダアクセス

対象者 自動車業界
リンクサイト

ホンダアクセスニュースリリース3月29日 マイカー通勤に関する調査2019

https://www.honda.co.jp/ACCESS/press/2019/pdf/hac2019032901.pdf