会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2019年3月8日

安全自動車が専用機器 エーミングをサポート

安全自動車(中谷宗平社長、東京都港区)は、先進安全技術のエーミング(機能調整)をサポートする専用機器「エーミングサポートツール」を発売した。車両中心線を割り出し、ターゲットを適切な正対位置に配置できるもので、実作業前の準備段階で使用する。トヨタ車やホンダ車など主要国産車はもとより、メルセデス・ベンツ、フィアットなどの輸入車にも対応する。

同商品は故障診断機などを開発するイタリア・TEXA(テクサ)製。1月から販売を始めた。商品は「スケールマット」「ターゲット」「クランプ(レーザーポインター設置用)」などで構成。カメラのエーミング作業がより効率的に行える機材をセットにした。
エーミング作業を行うには、ターゲットを設置するために煩雑な準備作業を行わなければならない。時間と手間に加え、一定のスペース、外部故障診断機(スキャンツール)も要することから、整備工場の中には業務時間外に作業を行うケースがあるのも実情だ。

新商品は「準備段階をいかにサポートするか」にフォーカスしたのが特徴。ホイールに装着するレーザーポインターを付けたクランプと、車両とターゲットの距離を測るスケールマットを組み合わせることで、スピーディにターゲットと車両を正対させることができるようにした。
ターゲットは国内外のブランドに対応しており、対象ブランドは順次拡大していくという。

日刊自動車新聞3月5日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

安全自動車㈱

対象者 自動車業界