2019年2月24日
富士メカニック専門学校、19年度から国際自動車整備科を新設 留学生のニーズ対応
富士メカニック専門学校(渡辺英和校長、静岡県小山町)は、2019年度から国際自動車整備科を新設する。日本で自動車整備技術を学びたい留学生のニーズに対応し、学生を確保する。同科は3年制で、海外からの留学生や働きながら2級自動車整備士の資格取得を目指す人を対象とした。同校は2年間で2級自動車整備士の資格取得を目指す自動車整備科があり、国際自動車整備科の新設で2級整備士資格取得を目的とした学科は2科体制となる。国際自動車整備科にはこの春、第1期生として14人が入学予定だ。
同校は昨年4月、自動車整備科に初めて海外からの留学生を受け入れた。現在、同科では4人の留学生が自動車整備士の資格取得を目指して学んでいる。今後は国際自動車整備科を通じて留学生の受け入れを本格的に進める。定員は20人。入学者の国籍に制限はない。
授業は午前中に学科と実技を集中的に行う。午後は週2回、日本語や日本の文化や習慣などを集中的に学ぶ総合学習の授業を設定している。第1期生14人のうち13人はスリランカ、ベトナム、ミャンマーなどからの留学生。卒業後は日本のディーラーなどへの就職を目指す。同校では「3年間でしっかりと育成していきたい」としている。
また、同科では社会人として働きながら自動車整備士の資格の取得を目指す人も受け入れる。同校には、社会人の受け入れについての問い合わせが毎年数件あり「20代後半から30代のニーズは潜在的にある」(富士メカニック専門学校)とみている。全日制の自動車整備科では学業と仕事の両立が難しいため、国際自動車整備科の開設によって、こうした学生も支援していきたい考えだ。
日刊自動車新聞2月19日掲載
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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主催者 | 学校法人鈴木学園 富士メカニック専門学校 |
対象者 | 自動車業界 |
リンクサイト | 富士メカニック専門学校ホームページ |