電動垂直離着陸型航空機「空飛ぶクルマ」の開発を手がけるスカイドライブ（福澤知浩、東京都新宿区）は８日、東京都の「未来を拓くイノベーションＴＯＫＹＯプロジェクト」に採択されたと発表した。最大５億円の補助金を活用し、空飛ぶクルマの開発を加速する。

同プロジェクトは、都内のベンチャーや中小企業が事業化を目指す革新的なサービスや製品を対象に、開発や販路開拓にかかる経費の一部を補助する事業。採択事業者は、交付決定日から最大３年３カ月の期間に、初年度最大５千万円、次年度以降最大１億５千万円の補助を受けられる。
スカイドライブは、２０２０年にデモフライト、２３年に販売開始、２６年に量産を開始する方針。今後、ＮＥＣや２０年のデモフライトに向けて共同開発する有志団体「カーティベーター」とともに、安全性の向上に向けた開発を進める。

日刊自動車新聞2月9日掲載