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2019年2月12日

損保ジャパン日本興亜とナビタイム、スマートデバイスリンクに対応の安全運転支援アプリ提供

損害保険ジャパン日本興亜とナビタイムジャパンは、車載機器とスマートフォン(スマホ)アプリを連携する「スマートデバイスリンク(SDL)」を使った安全運転支援サービスに乗り出す。損保ジャパン日本興亜のアプリ「ポータブルスマイリングロード(PSR)」を車内で安全に操作できるようにする。実証を経て年内にも提供を始める。

同社のPSRはナビタイムの技術を用いたカーナビ機能を持つほか、運転診断機能もあり、診断結果に応じて保険料を最大で20%割り引くなどのサービスを提供中。これまでに約30万件ダウンロードされた。
まずは、自動車を運転する人やPSR使用者100人程度で今月から実証作業を始める。Xevo製のSDLエミュレーターを車載器に見立て、Wi―Fiを通じてスマホのPSRアプリと連動させる。操作性や信頼性などの課題を洗い出した後にサービス化する。損保ジャパン日本興亜は「ながら運転の事故を減らし、快適で安全な車内空間を作る」(リテール商品業務部)と語った。

SDLは、トヨタ自動車と米フォードが中心となって普及を進めているオープンプラットフォーム。車載機器のミドルウエアの一部をSDLに対応させることで、スマホアプリを車載のカーナビや音声で表示・操作できるようになる。安全性が高まるほか、「乗車前にスマホで行き先を設定できるなど機能がシームレスになる」(ナビタイム)ことが利点だ。
自動車メーカーではトヨタが昨年末にSDL対応カーナビを発売。マツダやスズキ、スバルなども相次ぎ対応させる予定だ。

日刊自動車新聞2月8日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

損害保険ジャパン日本興亜㈱、㈱ナビタイムジャパン

対象者 一般,自動車業界