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2019年2月3日

近運局、健康状態をテーマに第12回自動車事故防止セミナー

近畿運輸局(八木一夫局長)は24日、ドーンセンター(大阪市中央区)で「第12回自動車事故防止セミナー~把握していますか?乗務員の健康状態~」を開いた。行政や学識経験者らが事業用自動車の交通事故防止策や健康と事故の関係性などをテーマに講演した。

近運局は事業用自動車の事故防止対策の一環として同セミナーを毎年、開催している。冒頭、八木局長が「自動車関係者にとって事故撲滅は永遠のテーマ。今年は健康起因の事故に焦点を当て、専門家をお呼びした。しっかりと聞いて事業に生かしてほしい」と挨拶した。

国交省自動車局安全政策課の担当者が「事業用自動車の安全対策について」と題して講演した。交通事故の削減目標や発生状況に触れ、ドライバーの睡眠不足などの健康状態の運転への影響や防止対策について説明した。

山田誠二産業保健センターの山田誠二所長は、産業医学相談員も務める立場から運送業における過労死・健康起因事故などの防止対策について語った。ドライバーに対して定期健康診断に加え、診断後も状態をチェックするフォローアップの重要性を訴えた。 奈良交通(植田良壽社長、奈良市)の西谷保弘自動車事業本部安全管理部統括部長は「健康起因事故の防止に向けて」をテーマに、自社の事故事例や健康管理の取り組みについて語った。

日刊自動車新聞1月30日掲載

開催日 2019年1月24日
カテゴリー 交通安全,展示会・講演会
主催者

近畿運輸局

開催地 ドーンセンター(大阪市中央区)
対象者 自動車業界