ＪＤパワージャパンは１８日、全国のトラック貨物輸送事業者を対象に実施した「２０１９年日本大型／小型トラック顧客満足度調査」の結果をまとめた。大型、小型ともに日野自動車が１位を獲得。大型は１０年連続、小型は５年連続で１位となった。

「車両」「アフターサービス」「営業対応」「コスト」の４項目を調査した。満足度に与える影響は車両が４４％、アフターサービスが２３％、営業対応が２１％、コストが１２％となった。
今回は、輸送事業者にとってメーカーは「物流ビジネスを支援するパートナー」と考えているかどうかについても聞いた。大型車調査では回答者の３３％が「パートナーである」と回答。この層の再購入意欲は高く、９５％が同じメーカーから「必ず／たぶん再購入する」と答えた。

メーカーを支援パートナーと考えている層は、そうではない層と比べると、営業担当者のコンタクト頻度が多いことも明らかになった。同社は「困りごとのヒアリングや業界動向などの情報提供、納車後のフォローなど、車両営業にとどまらない活動がより多く行われている」と分析している。
一方で、大型車のアフターサービスに関する満足度水準は昨年から低下している。同社は「突発的な対応が要求される故障修理入庫に柔軟に対応することが満足度改善への課題だ」と指摘した。
１８年９～１０月の１カ月間、全国のトラック貨物輸送事業者を対象に実施した。回答者数は大型車が２３０３社、小型車が１９４５社。

日刊自動車新聞1月21日掲載