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自動車産業インフォメーション

2019年1月22日

昨年の中古車登録400万台に届かず

日本自動車販売協会連合会(自販連)が17日発表した2018年の中古車登録台数は383万7482台(前年比0・7%減)だった。昨年は災害が多発した影響もあり、普通トラックや普通乗用車が伸びた。ただ、6年連続で400万台を割っており、統計開始以来、下から5番目の水準だった。今年の見通しについて自販連は「東京モーターショーの開催で新型投入が期待される。これに伴い下取り車も増えるのではないか」と語った。

車種別では、小型乗用車、小型トラック以外で前年実績を超えた。乗用車は335万7843台(同1・0%減)。普通乗用車が183万4306台(同1・7%増)、小型乗用車が152万3537台(同4・1%減)だった。トラックは39万132台(同1・3%増)。普通トラックが17万4106台(同4・5%増)、小型トラックが21万6026台(同1・2%減)となった。
12月単月の中古車登録台数は30万1993台(前年同月比2・0%減)と3カ月ぶりのマイナスだった。

◆輸入車、下取り車発生増え5年連続でプラス
日本自動車輸入組合(JAIA)が17日発表した輸入車の中古車登録台数は、前年比0・9%増の56万5190台と5年連続のプラスだった。新車販売で外国メーカー車、日系海外生産車の双方が好調に推移したことで、下取り車の発生が増え、中古輸入車の流通が増えた。
車種別では、乗用車が同1・0%増の54万6336台。このうち普通乗用車が同1・7%増の45万6149台、小型乗用車が同2・2%減の9万187台となった。ブランド別では、メルセデス・ベンツの登録台数が微減(同0・7%減)だったが、他ブランドはBMW(同1・1%増)、フォルクスワーゲン(同0・4%増)、アウディ(同4・3%増)などと堅調な伸びを見せた。一方、貨物車は同0・6%減の1万5890台。普通貨物車が減少した一方で小型貨物車は増えた。
12月単月は前年同月比2・7%減の4万6131台で、3カ月ぶりのマイナスだった。

日刊自動車新聞1月18日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

日本自動車販売協会連合会、日本自動車輸入組合

対象者 自動車業界