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2018年12月30日

乗用車メーカー8社、11月の世界販売

乗用車メーカー8社は26日、2018年11月の世界販売実績(速報値)を発表した。トヨタ自動車、ダイハツ工業、スバル、三菱自動車の4社が11月として過去最高だった。好調な海外販売がけん引した。三菱自は18年1~11月累計で17年(1~12月)実績を上回り、暦年ベースとしては14年以来4年ぶりに過去最高を更新することが確定した。

トヨタ、ダイハツ、スバル、三菱自は海外販売も11月として過去最高だった。トヨタは欧州、中国、日本で販売を伸ばした。ダイハツはインドネシア、マレーシアともに11月として過去最高で、前年同月比26・6%増のマレーシアでは17年11月に全面改良した「マイヴィ」が好調だった。スバルは米国での販売が84カ月(7年)連続でプラス成長を維持した。新型「アセント」の純増などもあって11月としての過去最高も更新した。
一方で、日産自動車、ホンダ、スズキ、マツダの4社は海外販売の減速で世界販売はマイナスだった。日産、ホンダ、マツダはそれぞれ米国と中国での販売減が響いた。スズキはインドでの販売は11月として過去最高だったものの中国や中近東で伸び悩んだ。

18年(1~12月)の世界販売見通しは、仮に12月を前年実績並みと仮定した場合、前年実績超えを確定した三菱自以外に、トヨタ、スズキ、マツダ、スバル、ダイハツの6社が前年実績を超える見込みだ。一方で、日産とホンダは厳しい状況で推移している。

日刊自動車新聞12月27日掲載

開催日 2018年12月26日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
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開催地 海外
対象者 自動車業界