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2018年12月20日

“トヨタ5大陸走破プロジェクト” アフリカ走破を終え、2019-20年は最後の大陸・アジアを走破

トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、5大陸走破プロジェクトにおいて、先月、南アフリカのダーバン工場でアフリカ大陸走破のゴールを迎えました。2014年に始動した当プロジェクトは4大陸の走破を終え、2019年春からは、中東をスタートとしたアジア大陸走破へと、最後の襷をつなぎます。

アフリカ大陸走破では、2か月間に渡り、スズキ(株)、日野自動車(株)、トヨタ車体(株)のメンバーを含む76名が10,600kmを走破しました。参加メンバーは、多種多様なアフリカ特有の道を走り、過酷な車両の使用環境を肌で感じ、またお客様の声を直に聞くことで、アフリカで求められる「もっといいクルマ」について1人1人が考え、意見を交わしながらクルマと向き合う時間を過ごしました。
深い凸凹、尖った石、波状路、砂漠等の様々な過酷な未舗装路の走行を通じ、信頼性、耐久性、乗り心地の大切さを身を持って経験。また、舗装路においても、長い直線、頻繁に道路を横断する動物、急に現れる大きなポットホール*1やスピードブレーカー*2、多くの過積載大型トラックの追い抜きといった特殊な環境での走行を通じて、ブレーキ性能、高速安定性、パワー・トルクの重要性も再認識しました。

5大陸走破プロジェクトは、TOYOTA GAZOO Racingの一環*3として、グローバルトヨタ及び関連会社の従業員が自らステアリングを握り、世界中のお客様が日常的に使用する道を現地現物で走るプロジェクトです。走行を通じて世界の道を知り、お客様の声を聞き、各国の文化に触れ、多くの課題・困難にチームで解決策を見出す経験の中で、デスクワークやテストコースでは得られない「もっといいクルマづくり」に向けたセンサーを磨く、人材育成を目的としています。
2014年のオーストラリア大陸走破を皮切りに、2015年北米・2016年南米のアメリカ大陸、2017年ヨーロッパ大陸、2018年アフリカ大陸走破を通じ、延べ556人の国内外メンバーが、99,600kmを399日かけて走破しました。
参加メンバーからは、「車両の評価項目の見直しに反映し、日々の業務でも生かしている」、「クルマづくりへの“誇り”と“責任”を再確認できた」、「もっといいクルマづくりには、自機能ばかりにとらわれず、クルマ全体で考えなければならないことが解った」、「自分の感覚とお客様の感じ方には乖離がある事を改めて感じ、今まで以上にお客様の声に意識を向けて素直に見つめ直すきっかけになった」…など、現地現物で得られた知見をもとに、自らがトヨタのもっといいクルマづくりの原動力になるという意欲が芽生えています。
2019年春からは、中東をスタートとしたアジア大陸走破へと、最後の襷をつなぎます。

トヨタ自動車ニュースリリース12月18日発表

開催日 2018年12月18日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

トヨタ自動車㈱

対象者 キッズ・小学生,中高生,大学・専門学校,一般,自動車業界
リンクサイト

トヨタ自動車ホームページ

https://newsroom.toyota.co.jp/jp/toyota/25889309.html