国土交通省中部運輸局岐阜運輸支局（古屋勝治支局長）はこのほど、「バス・タクシー・トラック事業者のための人材確保セミナー」を開催した。

運輸業界の人材確保に特化したセミナーは岐阜県で初めて。運輸事業者約１２０人が参加した。同セミナーは３部構成で実施し、岐阜県の労働市場についてや人材確保の基礎知識などをテーマにした講演会を行ったほか、希望した企業に対して個別形式の企業相談会の場を設けた。

第１部は岐阜経済大学経営学部の竹内治彦教授が岐阜県の労働市場をテーマに講演を行い、岐阜県の有効求人倍率の高さについて説明。免許・資格の獲得支援策や女性の活用、若年者の取り込みの重要性を述べた。

第２部は岐阜県中小企業総合人材確保センターの嶋崎満センター長と大野由香子運営マネージャーが「企業が知っておくべき人材確保の基礎知識」をテーマに、人材を確保するための新たな取組みとして「同業他社との差別化」「採用ターゲットの集客」「社員定着」への対策が課題とした。また、第３部の個別企業相談会では大野運営マネージャーが人材確保に関する課題整理と解決の方策を提案した。

日刊自動車新聞12月18日掲載