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2018年12月5日

安全への理解低く アップリカ、チャイルドシート意識調査

■側面衝突の危険性 13%にとどまる
アップリカ・チルドレンズプロダクツは、2歳以下の子どもを持つ女性を対象に交通安全に関する経験や意識、チャイルドシートに関する意識調査を実施した。側面衝突に関するヒヤリハットを経験したことがある人は約3人に1人と高い割合を占めた。しかし、側面衝突の具体的な危険性を理解している人は13・3%にとどまり、安全やチャイルドシートへの意識が低い実態が明らかになった。

チャイルドシートに関する最新の安全規則「R129」については、知らない人が約5割にのぼった。「なぜチャイルドシートが必要なのか」という設問には「重大事故からの命を守るために必要」と答えた人が54・8%だったのに対し「重大事故でなくともケガを防ぐため」と答えた人は31・4%で、日常的に安全を確保するために必要と考えている人は少なかった。
また「安全基準を満たしているものが良い」と回答した人は6割以上だったのに対し「最新の安全基準を満たし、さらに最新の機能を搭載したものが良い」と回答した人は31・1%にとどまった。安全基準を満たしているものが良いと回答したうち、約8割が「どのチャイルドシートも安全面で違いがない」と思っていることもわかった。
9月18日~10月10日までの間、10都道府県に在住し、2歳以下の子どもを持ち、車を月1回以上使う20~39歳の女性312人に聞いた。
同社では、交通安全と子どもを守るためのチャイルドシートへの理解を深める取り組みを展開するとともに、R129に適合した「フラディアグロウISOFIX360°セーフティー」の利点をPRしていく考え。

日刊自動車新聞11月30日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

アップリカ・チルドレンズプロダクツ㈱

対象者 一般,自動車業界