2018年12月3日
日産京都自動車大学校、来年の学生フォーミュラに参戦 車づくりの人材育成狙い
日産京都自動車大学校(川上宏美校長、久御山町)は、次世代の車づくりを担う人材育成に向けた取り組みを強化する。
来年9月開催予定の「第17回全日本学生フォーミュラ大会」に初参戦し、車づくりの構想や開発、部品の供給方法などを学び、車の開発力を身に付ける。同大会への参戦はメーカー系整備専門学校ではトヨタ名古屋自動車大学校とホンダテクニカルカレッジ関東に続いて3番目。日産・自動車大学校(今西朗夫学長)としては初めてとなる。
今回の参戦は従来の整備技能の向上やモータースポーツの啓発だけでなく、生徒自らが車づくりを構想し、一から考えて開発することで大学生や他の整備専門学校に負けない車づくりを担う人材の育成につなげるのが目的。
昨年に校内で大会参戦を検討し、今夏に一級自動車工学科の3、4年生がレース専用の1人乗りフォーミュラカーの製作を始めた。日産自動車の開発陣も製作の指導に加わるなど、完成度の高い車づくりを目指している。
同大会は毎年の開催で、「車づくりの甲子園」とも言われるなど学生のものづくりの競技としては最大規模を誇る。日産京都は全国5校の日産・自動車大学校の中で初めて参戦する。今西学長は「日産京都の競技結果を見て、他校の参戦も検討する」との考えを示す。
日産・自動車大学校は2012年から、国内の耐久レース「スーパー耐久」シリーズに参戦している。モータースポーツなどの校外活動を通じて、真の車好きや組織に適用する人材の育成などに取り組んできた。来年の「スーパーGT」への昇格や今回の学生フォーミュラ大会参戦など、今後も校外活動を活発化する方針だ。
日刊自動車新聞11月29日掲載
カテゴリー | キャンペーン・表彰・記念日 |
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主催者 | 学校法人日産学園 専門学校日産京都自動車大学校 |
開催地 | 京都府久世郡久御山町林27-6 |
対象者 | 大学・専門学校,自動車業界 |
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