2018年11月22日
〈マーケット最前線〉もっと「自動車整備」知ってもらおう 熊本、大分、鹿児島相次ぎ大型イベント
熊本、大分、鹿児島の自動車整備振興会は先月から今月にかけて、相次いで自動車ユーザーに定期点検の重要性などを訴える大型イベントを開催した。会場ではさまざまな企画も実施した。いずれも好天に恵まれて、家族連れなど多くの人が訪れた。
◆定点の必要性、来場者に啓発
熊本県自動車整備振興会(齊藤直信会長)は先月20日、熊本市東区で「第19回自動車まつり」を開催した。9、10月の「自動車点検整備推進運動」強化月間に実施する毎年恒例のイベントとなっている。車両の無料点検(電装品も含む)やディーラースタッフによるマイカー点検教室を開き、定期点検の必要性と重要性を来場者に啓発した。
会場では点検整備のほか、ラグビーワールドカップ仕様のナンバープレートの広報コーナーを設けたほか、日本自動車連盟(JAF)の子ども免許証発行や特撮ヒーローのステージショーなど家族連れが楽しめる企画も盛りだくさんだった。また、踏み間違いを防止する安全ペダルやハーレー・ダビッドソン、LPガス車も展示された。
大分県自動車整備振興会(渡邊※敎和会長)は先月28日、大分市内で「親子でマイカー点検教室&トリニータ観戦ツアー」を開催した。点検、整備の重要性や車、整備士の仕事を知ってもらうことを目的に開いており、今年で4回目となった。応募者から抽選で選ばれた140組280人の親子が参加。参加者には特典で大分トリニータの観戦チケットをプレゼントした。
◆知識と理解を幅広い層に
同イベントは点検整備の推進と将来を担う子どもたちに車や整備士に興味を持ってもらうことを狙いとしている。会員のディーラーと専業事業者が講師役となり、整備士体験とマイカー点検教室を行った。参加の小学生は特典のキッズ用つなぎを着用し、元気いっぱいにタイヤ交換に挑戦した。
鹿児島県自動車整備振興会(五位塚高盛会長)は、自動車の構造や点検・整備についての知識と理解を幅広い層に持ってもらうため、大型イベント「かごんまマイカーフェスタ2018」を今月11日に実施した。鹿児島市谷山港の九州運輸局鹿児島運輸支局構内などを会場とした。昨年に続いて2回目の開催で、今回は開催期間を1日に短縮したものの、会場では「クルマ点検コーナー」を設けたほか、関係機関・団体の協力を得て、自動車運転適正診断コーナーの設置や、県内自動車整備教育機関の紹介なども行った。当日は約6千人が来場してにぎわった。
会場では、県内ディーラー各社が環境・安全対策を強化した最新モデルなど30台あまりを展示。加えて、鹿児島県バス協会、鹿児島県トラック協会の協力によりバス3台、トラック1台も今回初めて展示した。「ミニ四駆工作教室」やJAFの子ども免許証発行などもあり、子どもたちの人気を集めていた。
※=しんにょうの点1つ
日刊自動車新聞11月19日掲載
開催日 | 2018年10月20日 |
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開催終了日 | 2018年11月11日 |
カテゴリー | キャンペーン・表彰・記念日 |
主催者 | 熊本県自動車整備振興会、大分県自動車整備振興会、鹿児島県自動車整備振興会 |
開催地 | 熊本県、大分県、鹿児島県 |
対象者 | 一般,自動車業界 |