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2018年11月12日

輸入組合 10月の外国メーカー車新規登録台数 2ヶ月ぶりにプラス

日本自動車輸入組合(JAIA)が6日に発表した10月の外国メーカー車の新規登録台数は、2万1262台となり、8月以来2カ月ぶりのプラスとなった。

登録車における外国メーカー車のシェアは8・1%となり、10月として過去2番目に高い水準だった。今春以降に投入された新型車や一部改良車が好調だったほか、クリーンディーゼルエンジン(DE)やSUVが先月に引き続き堅調だった。DE比率は、単月で過去最高だった前月とほぼ同水準だった。

ブランド別では、メルセデス・ベンツ、BMW、ジープ、ポルシェ、アバルト、フェラーリ、ランボルギーニ、ベントレー、マクラーレン、スカニアの10ブランドが10月単月の過去最高を更新した。メルセデスは7月に受注開始した「Cクラス」の登録が伸び、44カ月連続で首位を維持した。

価格帯別では、1千万円以上が36・1%増の1843台、400万~1千万円未満が16・0%増の1万525台とプラス。400万円未満は7991台で17・2%減と、14カ月連続でマイナスを記録している。
国内メーカーの逆輸入車は4350台と、12か月連続で前年を上回った。特に、ホンダは前年同月比5・8倍の1202台だった。輸入車総計は2万5612台と、2カ月ぶりにプラスだった。

DE比率は過去最高の水準だった先月に次ぐ24・7%。「DE搭載車種を拡大しているフォルクスワーゲンなどが好調」(JAIA)と分析した。
1月からの累計台数は、20年ぶりに年間販売台数が30万台を突破した昨年に比べ0・2%増の24万9377台だった。JAIAは「年間販売台数が30万台を超えるベースはできている」と、2018年の見通しを述べた。

日刊自動車新聞11月7日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

日本自動車輸入組合(JAIA)

対象者 自動車業界