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2018年11月6日

物流会社発ドライバー求人サイト「ドラEVER」の月間閲覧数55万PV

物流現場の最前線で活躍するドライバーを採用面で支えるドライバー求人サイトから、ドライバー不足問題解決への糸口が見えてきた。物流会社・照栄物流からスピンアウトしたドラEVER(社長、加藤智江氏)は、2015年4月に専門サイトを立ち上げ、独自のサービスを展開中。

【加藤社長へ主なインタビュー】

1.物流会社が求人サイトを立ち上げた背景

ドライバー不足の課題が大きい。事業拡大ができず、サービス業で実践していたクーポンによるユーザー抱え込みをヒントにして、特定サイトから入社した際に「入社祝い金」制度を導入した。サイト側では当初、法律で縛られるのではないかと尻込みしたほで、世の中にはないものだった。入社祝い金制度では20人ほどの応募があり、7人のドライバーが入社するなど効果が見られた。給料の前払い制度、サイトでのPR文に、最新情報を毎回盛り込むなど、さまざまな対策を講じた次の段階として、求人サイトを構築した。

2.競合はなかった?

大手リクルートサイトが競合となるが、大手は総合店・百貨店のようにいろいろな求人があり、ドライバーは職サービス業のカテゴリーとなり、10%に満たない。ドラEVERではドライバーに特化した強みがある。検索エンジンの表示順位は日々変わるが、「ドライバー求人」では常に上位の1ページ目の表示をキープしている。

3.最も大きな特徴

掲載の物流会社の社長やスタッフにインタビューを行い、サイトから動画で見ることができること。転職後のイメージを具体的に描くことができる。

4.サイトの閲覧数

月間閲覧数は約55万ページビュー(PV)で、ユニークユーザー数は8万人強。現在、ドライバー職に従事している方も、何かしらの不安があることの現れと感じる。その不安を払拭するのが会社紹介の動画となる。物流業界は積極的にPRをしない。物流品質という核に部分なのにもかかわらず利益に結び付かないためだ。現在は、長時間運転や残業の制約もあるが、物流会社の責任者の方に動画でいろいろ語ってもらうことでこそ大きな安心感につながるし、スタッフの笑顔が入社後のイメージも湧く。若い人や異業種からの転職組を物流業界に招き入れるには、3Kイメージを払拭する動画で、会社の真の姿を見せれば差別化となる。

運輸新聞11月6日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

ドラEVER

対象者 一般,自動車業界
リンクサイト

ドラEVERホームページ https://doraever.jp/published