～本物志向の自動車アフター部品供給プラットフォームの構築を目指して～

住友商事株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO：兵頭誠之、以下「住友商事」）は、河南中鑫企業集団有限公司（本社：中国河南省鄭州、代表：季衛東、以下「中鑫集団（注）」）と共に、中国自動車アフター市場向けに消耗品や一般修理部品の販売を目的に、自動車部品流通販売の合弁企業（以下「新会社」）を設立する事に基本合意しました。

中国は世界最大の自動車市場であり、2017年の新車販売台数は約2,900万台と9年連続で世界一です。同国内の自動車保有台数は約2.2億台に伸長し、2020年には2.8億台へと拡大する見込みです。自動車保有台数の増加に伴い、中国自動車アフター市場も急速に拡大しています。現状、中国における平均車齢が5年に近づいてきている事もあり、今後数年間で修理や整備等の需要は年率数十パーセントで拡大することが予測されています。また国民の所得水準が向上する中、高品質な製品やサービスへの需要が高まることで、今まで以上の品質保証体制、技術力の向上や販売チャンネルの透明化が求められます。

新会社では、市場環境や消費者ニーズを捉え、品質重視で本物志向の製品やサービスを提供します。主にOEMサプライヤーが製造する中高級車種向け消耗品や一般修理部品を中心に販売する予定です。住友商事が出資比率の過半を占める予定であり、中国市場トップクラスの自動車アフター部品供給プラットフォームの構築を目指します。

販売先は、中鑫集団傘下で自動車アフターサービスを提供する、中鑫之宝汽車服務有限公司（本社：中国河南省鄭州、代表：陳剣、以下「中鑫之宝」）やその他の地域代理店等、広く想定しています。中鑫之宝は高級車修理サービスに特化した企業で、高い修理技術やノウハウ（液体分析、エンジン気筒修理、ATリビルト等）を有しており、十数年のノウハウを標準化した高度な研修体制やブランド別の技術支援体制も完備しています。また中鑫之宝は、中国自動車アフターサービスの顧客満足度調査において、2016、2017年の2年連続顧客満足度NO.1企業の評価を受けています。

住友商事は、米国市場等で展開する自動車部品流通販売事業や、中国市場で展開する自動車部品製造販売事業等から得た知見があります。また、幅広い自動車バリューチェーンを有しており、ノウハウを最大限に活かし、住友商事のみが産み出せる価値やサービスを提供し、中国における自動車ユーザーの安全と利便性に貢献します。
(注)中鑫集団の『鑫』は環境依存文字の為、常用漢字に置き換えると『金』という漢字になります。

住友商事ニュースリリース10月31日発表

開催日	2018年10月31日
カテゴリー	白書・意見書・刊行物
主催者	住友商事㈱、河南中鑫企業集団有限公司
開催地	中国河南省鄭州市
対象者	自動車業界
リンクサイト	住友商事ニュースリリースhttps://www.sumitomocorp.com/ja/jp/news/release/2018/group/10890