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自動車産業インフォメーション

2018年11月1日

日産、EVからビルに給電 1月から実証実験

日産自動車は26日、九州電力、新電力のイーレックスと3社共同で、電気自動車(EV)「リーフ」とビルの間で電力の相互供給を行い、最大需要電力(デマンド)の削減を図る「V2B(ビークル・トゥ・ビルディング)」の実証実験を2019年1月から開始すると発表した。

日産が九電と共同でEV関連の実証実験を展開するのは6月に開始した「V2G(ビークル・トゥ・グリッド)」技術に続き2例目。EVの普及と新サービスの創出にもつなげていく考え。

実験期間は1年間の予定で、3社はそれぞれの法人顧客を対象に実施する。リーフと放充電器を法人顧客に貸与し、車載バッテリーからビルへの給電を試す。さらに、使用電力が少ない時間帯にはビルの電力で車両を充電してもらい、デマンドの削減効果を検証する。EVを非常用電源としても活用してもらうことでも、課題やニーズを探る。日産はV2BによるEVの活用法なども確認していく。

EVへの充電は、ビルの電力使用状況に応じて昼間にも可能とする。将来的には、再生可能エネルギーの発電状況や、需給バランスに応じたEVの放充電も検討する。3社は、EVを活用した新サービスの創出に向けた知見を積み上げながら、今後の事業化を検討していく。

日刊自動車新聞10月29日掲載

開催日 2018年10月26日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物,社会貢献
主催者

日産自動車㈱、九州電力㈱、イーレックス㈱

対象者 自動車業界
リンクサイト

日産自動車 電気自動車を活用した最大需要電力削減パイロットプロジェクトを開始します

https://newsroom.nissan-global.com/releases/release-860852d7040eed420ffbaebb222dc52c-181026-01-j

九州電力ホームページ http://www.kyuden.co.jp/press_h181026-1.html