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自動車産業インフォメーション

2018年10月31日

経産・国交省、来年度にも大・中型バスで初 公道自動走行実証実験

経済産業省と国土交通省は2019年度にも、大型もしくは中型の路線バスを使った公道自動走行の実証実験を実施する。

小型バスの自動走行実験は茨城県日立市などで実施しているが、大・中型バスでの実験は初めてとなる。経産省が中心となり、有識者で構成する「自動走行ビジネス検討会」などからも意見を聞きながら実験内容の詳細を詰める。実験に参加する事業者は公募で決定する。

26日に開いた「第9回自動走行ビジネス検討会」で、大・中型路線バスによる実証実験実施の方向性を確認した。
実験は自動運転「レベル4」相当の車両を使って、一般道を乗客を乗せた状態で行う。実験で使用する車両は、既存のバスを改造して使用するか、自動車メーカーが開発した自動運転の実験車を使うかなどについて、今後、検討する。また、運行に関与する人は乗車する見通しだが、それはドライバーとしてなのか、車掌相当の業務担当なのかも、今後の検討課題となる。

一方、検討会では、その下部組織として「将来課題検討ワーキンググループ(WG)」を立ち上げた。WGでは、レベル4相当の自動走行車を使用したビジネスがいつまでに導入できるか、そのために必要な法定改正や制度は何かなどについて議論する。第10回の検討会は19年3月に開催する予定で、WGではそれまでに3、4回の会合を開き、提言をまとめる。

日刊自動車新聞10月26日掲載

開催日 2018年10月26日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

経済産業省、国土交通省

対象者 自動車業界