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2018年10月30日

コンチネンタル・オートモーティブ、日本仕様のロボットタクシー実証実験用車両を公開

コンチネンタル・オートモーティブ(バート・ヴォーフラム社長、横浜市神奈川区)は、無人で自動走行するロボットタクシーの試験用車両を導入した。当面はテストコースで利用し、将来的には自治体や交通サービス事業者などとの実証実験にも活用する考え。日本特有の交通状況に合わせた自動運転技術を確立して、日系メーカーの受注拡大につなげる。

千葉県旭市の旭テストセンターでこのほど実施した試乗会で報道陣に公開した。ドイツ・フランクフルトで実証実験に使用している車両と同じ車両を日本仕様に変更して導入した。

車両は仏イージーマイルの12人乗り電気自動車(EV)バスをベースに、カメラやミリ波レーダーといったコンチネンタル製の自動運転システムを組み込んだもの。77ギガヘルツ帯レーダーを7基、前方検知用カメラ1台や周辺監視用カメラ4台、車内確認用カメラ2台などを搭載する。LiDAR(ライダー)は開発中のため、現在は米ベロダイン・ライダー製を代用している。車両制御や信号処理には米エヌビディアのプラットフォームを使用する。

同社は2014年からフォルクスワーゲン「パサート」をベースに開発した自動運転の試験車両を使用し、累計3万キロメートルの試験を国内で実施してきた。ロボットタクシーも新たに導入し自動運転技術をより幅広い領域で開発する。カメラやレーダーなどADAS(先進運転支援システム)事業のエリア別売上構成比で約5割を占める日系メーカー向けの取引をさらに拡大したい考えだ。

日刊自動車新聞10月26日掲載

開催日 2018年10月23日
カテゴリー 展示会・講演会
主催者

コンチネンタル・オートモーティブ㈱

開催地 コンチネンタル 旭テストセンター(千葉県旭市)
対象者 自動車業界
リンクサイト

https://www.continental-corporation.com/ja-jp/プレス/プレスリリース/20181023-techride-148482