日本自動車販売協会連合会群馬県支部（大山駿作支部長）はこのほど、西毛自動車教習所（群馬県富岡市）で行われた富岡警察署主催の「高齢運転者講習会」に協力。会員企業のホンダカーズ群馬が自動ブレーキなどの安全装備搭載車と運営スタッフを派遣した。

当日は市内の高齢者２４人が出席。教習所の構内で交通講話と、ドライブレコーダーの重要性について説明を受けた後、８人ずつ三つのチームに分かれて「身体能力の検査」「シミュレーターによる適性検査」そして「サポカー体験」を受けた。
富岡署管内では交通事故は減少しているが、今年になって３年ぶりに死亡事故が２件発生しており、その双方に高齢者が関係している。富岡署ではこれを重く受け止め、今回の講習会開催に臨んだ。
群馬県では交通死亡事故件数自体は減少傾向にあるものの、その中で高齢者が関係する事故発生率は高い水準にあり、県の警察署では高齢ドライバーへの注意喚起に力を入れている。今回の高齢運転者ミーティングはこの活動の一環で、今年は県内１５の警察署で順次高齢ドライバーを対象としたイベントを開催。今回のイベントは１８回目の開催にあたり、年度内にあと３回の開催を予定している。

日刊自動車新聞10月25日掲載