日野自動車は１９日、来年１月６～１７日に南米のペルーで開催される「ダカールラリー２０１９」のトラック部門に２台の「日野レンジャー」で参戦すると発表した。

参戦チームは菅原義正氏がドライバーと代表を兼務する総勢１０人体制の「チームスガワラ」。連続２８回目の完走と、排気量１０リットル未満クラスでの１０連覇を目指す。
菅原代表のダカール参戦は、史上最多の連続記録となる３６回目。新規製作した２号車は菅原氏の次男、菅原照仁選手がドライブする。従来は市販ベースだった車両を、初のレース専用車に切り替えた。
メカニックは例年と同じく、６人中４人を全国の日野販売会社から公募・選抜した。茨城日野の石崎史典氏、岐阜日野の名和大介氏、三重日野の小田大伸氏、愛知日野の本田優氏が選抜された。

菅原代表は「車両もパワーアップした。ぜひ期待してほしい」と意気込みを述べた。下義生社長は国内テストコースで２号車を自ら運転したエピソードを披露。「自分たちでつくったクルマだが想像以上に良い出来だ。総合トップ５に入ることを期待する」と激励した。

日刊自動車新聞10月20日掲載