当初、11月中とされていた山陽線の全線開通が9月30日に前倒しされ、貨物列車も同日から東福山～広島貨物ターミナル間(105.6㎞)で運転を再開する。

鉄道の復旧に関しては8月10日に連絡調整会議を発足し、国土交通省の河川・道路・鉄道各担当者が参加。この結果、山陽線の復旧工事が優先的に進められるよう工程を調整し、①県道33号線の敷地を山陽線復旧のための工事用道路と作業ヤードとして使用、②工事用道路とヤードを構築するため河川敷地や河床の堆積土を一部使用、③河川の許認可を弾力的に運用することにより、1ヶ月以上前倒しが可能となった。

運輸新聞9月21日掲載