2018年9月27日
アイシンAW、日本金属学会の技術開発賞を受賞
アイシン精機子会社のアイシン・エィ・ダブリュ(アイシンAW、尾﨑和久社長、愛知県安城市)は、焼き入れ技術に最適な新鋼材「マイルド浸炭用鋼材MSB20」を愛知製鋼、新日鉄住金と共同開発し、日本金属学会の第41回日本金属学会技術開発賞を受賞したと発表した。
アイシンAWが同賞を受賞するのは初めて。レアメタルを使わず、材料コストを従来比で最大30%低減しつつ、強度を高められる点が評価された。
アイシンAWは、火炎と油を使わず、真空中で浸炭して水で焼入れする熱処理技術「マイルド浸炭」を開発した。一方、鋼材は小型・軽量な部品を造るためにレアメタルを要していた。この技術に最適な鋼材を開発するため、今回3社で初めて共同開発した。
新鋼材は、2013年からオートマチックトランスミッション(AT)用ディファレンシャルギアなどで実用化している。レアメタルを添加しないため、材料コストを従来の鋼材比で最大30%低減するとともに、マイルド浸炭と合わせることで、強度を23%向上し、8%の軽量化に成功した。
日刊自動車新聞9月22日掲載
カテゴリー | キャンペーン・表彰・記念日 |
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主催者 | アイシン・エイ・ダブリュ㈱ |
対象者 | 大学・専門学校,自動車業界 |
リンクサイト | アイシン・エイ・ダブリュ ホームページ 9月20日リリース https://www.aisin-aw.co.jp/news/detail/20180920.html?y=2018&cat=&type=1 |