会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2018年9月25日

はとバス、運転者異常時対応システム搭載大型バスを披露

はとバスは19日、ドライバー異常時対応システム「エマージェンシー・ドライビング・ストップ・システム」(EDSS)を搭載した大型観光バス車両を本社車庫内(東京都大田区)で初披露した。ドライバーの体調急変で運転継続が困難となった場合、運転手やバスガイド、乗客らが非常ブレーキスイッチを押すことで緊急停車させ、車外に対してはホーンやハザードランプ、ブレーキランプで異常を知らせる。
いすゞ自動車は今年7月に大型観光バス「ガーラ」を改良し、新たにEDSSを標準装備した。はとバスが初めての納入先となる。乗客がEDSSでバスを停める場合は、荷物棚の下にある非常ブレースイッチを押す。車内に警報音が3秒間鳴り赤いフラッシュアラームランプが点滅、並行して弱いブレーキが作動する。その後、3秒経過すると0・25Gの急制動がかかる。同時にストップランプが点滅に変わり、ハザードランプも点滅。周辺車への二次被害を防ぐため、ホーンも鳴り続ける。エンジンは自動停止し、ブレーキがかかった状態となる。キーをオフにすると全てのシステムが解除され、エンジンも再始動できる。一方、運転席の左側にある非常ブレーキスイッチを押すとすぐにブレーキがかかる。
はとバスは同システムを搭載した大型観光バスを5台導入した。毎年春と秋に5台ずつ新型車両への入れ替えを行っており、同システムを搭載したバスは今後も増え続ける見通しだ。

日刊自動車新聞9月20日掲載

開催日 2018年9月19日
カテゴリー 展示会・講演会
主催者

㈱はとバス

開催地 はとバス本社
対象者 自動車業界
リンクサイト

はとバスホームページ https://www.hatobus.co.jp/dom/pdf/press/180912.pdf