2018年9月7日
8月の新車販売台数 2.5%増、新型車がけん引
8月の新車販売台数(登録車と軽自動車の合計)は、前年同月比2・5%増の36万4216台となり、2カ月連続で増加した。
登録車は同0・2%減の23万3358台で2か月ぶりにマイナスに転じた。一方、軽は同7・7%増の13万858台で2カ月連続で増加した。7月に続きトヨタ自動車「クラウン」「カローラスポーツ」、ホンダ「N―VAN(エヌバン)」といった新型車が市場をけん引した。
日本自動車販売協会連合会(自販連)が3日に発表した8月の新車販売台数(登録車)概況によると、登録車のブランド別では乗用車9ブランドのうち、7ブランドが前年同月を上回った。6月にコネクテッドカーとしてクラウンとカローラスポーツを発売したトヨタは2カ月連続で増加した。「セレナ」「リーフ」といった「eパワー」搭載車が好調な日産自動車は前年同月に対し、8%近く伸長した。スバルは前年同期に対し、16・0%減少した。7月に投入した新型「フォレスター」が好調だった一方で、「インプレッサ」などの販売の低調が足を引っ張ったと見られる。
4~8月の登録車販売は126万9408台で前年同期に対し、ほぼ横ばいだった。9月に関しても自販連は「前年同月と同じ水準で推移するのではないか」としており、2018年度上期(4~9月)の登録車市場は前年同期並みでの着地が見込まれる。
全国軽自動車協会連合会(全軽自協)のまとめによると、車種別では乗用車が前年同月比7・7%増の10万1983台で5カ月連続でプラスとなったほか、貨物車も同7・6%増の2万8875台で2カ月連続で増加した。
ブランド別では、スズキが2カ月ぶりに1位を獲得した。1~6月の車名別で2位だった「スペーシア」に加え、7月に全面改良した「ジムニー」が台数を押し上げた。また、7月にエヌバンを投入したホンダが前年同期に対し3割以上台数を伸ばした。
日刊自動車新聞9月4日掲載
開催日 | 2018年9月3日 |
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カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
主催者 | 日本自動車販売協会連合会(自販連) |
対象者 | 一般,自動車業界 |