2018年8月30日
災害時バスに位置情報 呉線代行バスで初運用
広島県呉市は20日、西日本豪雨で甚大な被害を受け、運休中のJR呉線を代行運行している災害時バスを対象に、車両の位置情報をインターネットで提供するシステムの運用を試行的に開始した。災害時のバスの位置情報がわかるのは、全国で初めてという。
代行バスは渋滞に巻き込まれることがある上、所要時間が長く、通過時刻も安定していないという不便さが指摘されている。呉工業高等専門学校の神田佑亮教授(交通システム)を中心に、広島大学大学院の藤原章正・国際協力研究科教授(交通工学)、東京大学生産技術研究所の伊藤昌毅助教(ユビキタス・コンピューティング)ら、広島県バス協会(椋田昌夫会長)、JR西日本広島支社、広島電鉄、ヴァル研究所、トラフィックプレインなど産官学が連携し、「災害時公共交通情報提供研究会」が発足。新システムが開発された。
バス車内に簡易GPSシステム(通信機器)を搭載し、サーバーに位置情報を送信。インターネットの地図上にバスの位置情報を表示する。呉-坂間の各駅停車便に導入し、平日のみ、31日までの2週間程度試す。
呉市は「呉線代行バスは市民の重要な移動手段になっている。バス停での待ち時間の短縮やバス待ちによるストレスの低減など、利便性の向上を図り、利用促進につなげたい」としている。
東京交通新聞8月27日掲載
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開催日 | 2018年8月20日 |
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開催終了日 | 2018年8月31日 |
カテゴリー | キャンペーン・表彰・記念日 |
主催者 | 広島県呉市 |
開催地 | 広島県呉市 |
対象者 | 一般,自動車業界 |