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2018年8月28日

チャデモ協議会、中国と超高出力充電システム共同開発

チャデモ協議会(志賀俊之会長)は22日、中国と超高出力充電システムを共同開発すると発表した。

最大出力900キロワットを想定した急速充電器の仕様を決定し、2020年までの普及を目指す。これによりトラックやバス、重機など大容量電池搭載車への対応や、複数車両への同時充電を可能とする。世界の急速充電器の9割以上を統一規格でカバーすることで、充電器のコストダウンなどを実現していく。

中国電力企業連合会と28日に共同開発に関する覚書に調印する。共同開発では、次世代の超高出力充電システムを開発するほか、既存の急速充電規格との互換性を担保する。中国国内の標準規格として採用するほか、東南アジアやインドなどへも採用を働きかけていく。

急速充電器は現在、最大出力50キロワットタイプが一般的に普及している。チャデモでは350キロワットの規格も策定しており、中国との共同開発では500キロワット超を確立し、将来的に普及が見込まれる大容量電池に対応していく。一方、充電時間については「電池の容量や充電率の問題で、充電器だけでは短縮できない」(吉田誠事務局長)といい、超高出力化は大容量電池への対応という見解を示した。

日刊自動車新聞8月23日掲載

開催日 2018年8月22日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

一般社団法人チャデモ協議会

対象者 自動車業界