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2018年8月19日

国交省、新東名の御殿場―浜松いなさ間 6車線化を認可

■20年夏以降に順次供用
 国土交通省は中日本高速道路(NEXCO中日本)に対し、新東名高速道路の御殿場ジャンクション(JCT)から浜松いなさJCT間の6車線(片側3車線)化の事業を認可した。

区間延長は145キロメートル。暫定4車線を6車線に変更する。2020年夏以降に順次、供用を始める。また、NEXCO中日本と西日本高速道路(NEXCO西日本)は新東名の残る区間と新名神高速道路の6車線化について、本格的な調査に着手する。
 145キロメートルのうち、すでに55キロメートルについては6車線で運用している。残る約90キロメートルについても、トンネルや橋梁部も含めて構造物の6車線化対応済みで、現在はラバーポールなどで仕切りが施されている。今後、ラバーポールの撤去や標識類の移設、路面舗装の変更などの工事に着手する。事業費は900億円程度を見込んでいる。
 

政府は6月に閣議決定した成長戦略「未来投資戦略」で、トラックのダブル連結や隊列による走行を見据えて、新東名と新名神の6車線化を明記した。
 新東名は海老名南JCTから豊田東JCTまでの計画延長289キロメートルのうち87%にあたる237キロメートルが供用中で、20年度中の全線開通を予定している。また、新名神は四日市JCTから神戸JCTまでの計画延長174キロメートルのうち112キロメートルを供用しており、23年度中に全線開通する予定となっている。このうち6車線供用区間は新東名で31%、新名神で16%にとどまっている。

日刊自動車新聞8月15日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

国土交通省

開催地 新東名高速道路の御殿場ジャンクション(JCT)から浜松いなさJCT間
対象者 一般,自動車業界