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2018年8月19日

東北初のモーダルシフト、東北運輸局が計画認定 生乳輸送にフェリー活用

国土交通省東北運輸局は、東北初のモーダルシフトによる物流効率化計画を1日付で認定したと発表した。

全農物流(東京都千代田区)が扱う岩手~名古屋間の生乳の輸送が対象で、これまでのトラック輸送から一部区間をフェリーに切り替える。トラックドライバーの労働環境改善や環境負荷の低減を見込んでいる。宇
政府は二酸化炭素排出量の低減や道路交通の円滑化などを目的に、国内物流におけるトラック輸送への依存体質を改め、鉄道や船舶に切り替えるモーダルシフト政策を展開している。このため改正物流総合効率化法では、一定の要件満たした民間の取り組みに対して、運行経費の一部を補助するなどの施策が盛り込まれている。
東北初の認定事案となった全農物流の計画は、岩手県八幡平で集めた生乳を愛知県内の乳業メーカーに納入するための運送業務を従来のトラックから、仙台港~名古屋港にフェリーの利用に切り替える。計画上の改善効果は、トラックの走行距離を片道605キロメートル短縮でき、ドライバーの運転時間は年間で71・8%、CO2排出量も51・2%が削減されるとしている。

日刊自動車新聞8月14日掲載

開催日 2018年8月1日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

全農物流

開催地 岩手県~愛知県名古屋市
対象者 自動車業界