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自動車産業インフォメーション

2018年8月2日

JR貨物、自動車生産堅調で部品輸送が8%増

JR貨物は、2018年度第1四半期(4~6月)の輸送動向を発表した。前年同期比1・0%減の727万1千トンとなった。

5月中旬に発生した秋田地区での大雨と6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震の影響により、高速貨物鉄道233本(前年同期は102本)が運休とした。

コンテナは、同0・6%減だった。自動車部品は、国内の自動車生産が堅調なことから、東海、九州発で荷量が増加し、同8・0%増となった。また、積み合わせ貨物ではトラック輸送などの労働力不足に伴う鉄道へのモーダルシフトが進み、関西発を中心に好調に推移した。

車扱は同2・9%減となった。4月の気温が前年より高く推移したことなどから、灯油、重油の需要が減少し、石油需要が低調に推移した。また、セメントが定期修繕の影響によって減送となった。
6月の輸送実績は、同0・4%減の175万6千トンとなった。大阪府北部を震源とする地震と広島地区の大雨などの影響により、高速貨物鉄道219本が運休となった。コンテナは、ほぼすべての品目が前年を下回り、同0・4%減。車扱は同9・6%減となった。6月上旬の石油価格下落による買い控えなどが影響した。

日刊自動車新聞7月30日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

JR貨物鉄道㈱

対象者 自動車業界