はとバスはこのほど、２０１７年度（１７年７月１日～１８年６月３０日）の東京観光コースの利用者が８９万４８８３人に達したと発表した。

前年度よりも４万人近く減少したものの、同社では「東京観光の人気は依然として高い」と説明している。
同社によると、都内で話題となる新たな観光資源が誕生しなかったことに加え、秋の行楽シーズンに相次いで台風が首都圏を直撃したことなどが影響し、バブル期並みの集客数となった前年（９３万４３０６人）よりも客数が減少した。訪日外国人向けコースの利用者は７万７千人（前年は８万４千人）で、１６年度以降減少傾向が続いている。

一方で、夜の観光コースは景気回復や働き方改革、ナイトエコノミーの機運の高まりで好調だった。また、１万２千円から２万円の高単価商品の利用者は前年同期比６０％の増加を記録した。

日刊自動車新聞7月30日掲載