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2018年8月2日

日本郵便と日本青年会議所、お中元を自動運転で 横浜で公道輸送実証実験

日本郵便と日本青年会議所は、横浜市中区の日本大通りで自動運転車による公道輸送デモンストレーションを実施した。

日本青年会議所が1995年から開催している「サマーコンファレンス2018」で、運送業界の喫緊の課題としてドライバー不足への解決策の一つとして日本の夏の風物詩である“お中元”を自動運転車で届けるというデモンストレーションを行った。通行人の多くが足を止めてその様子を見つめる中、荷物を積んでの自動運転による通りの往復や歩行者の感知、一時停止などを成功させた。

今回の自動運転は、ドライバーは運転席に着くものの、緊急時以外は操作をしない「レベル3」。労働人口が減り続ける中、物流業界での自動運転車導入の促進を図り、労働力不足を新技術で補うことで地方創生につなげたい考え。自動運転車の利用を多くの来場者に認識してもらうことで、日本全国で同様の実証実験の開催を促し、実用化を加速させる。

日本郵便の諌山親執行役員副社長は「今回使用している車両で3月にも公道による自動運転の実証実験を行った。宅配分野は今後その取り扱いが増加する見込みだが、その一方で人手不足や働き方改革といった課題を抱えている。安定したサービス提供のためには新技術の活用が必要で、自動運転の導入は遠い未来の話ではない。日本青年会議所やアイサンテクノロジーと協力して実験を行うことで実現を早めたい」と挨拶した。

日刊自動車新聞7月30日掲載

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

日本郵便、日本青年会議所

開催地 横浜市中区の日本大通り
対象者 自動車業界