日本自動車連盟（ＪＡＦ）富山支部（品川祐一郎支部長）は８日、車庫入れや低中速のスラローム走行などで構成されるモータースポーツの入門競技「オートテスト」を富山市内の富山中部自動車学校で開催した。北陸地方でオートテストが実施されるのはこれが初めてとなった。

県内外から２８人の参加申し込みがあったが、当日は豪雨の影響などで１８人が競技に出場した。登録車と軽自動車の部に分かれ、走行タイムと運転の正確性を競い合い、各部の上位３人を表彰し、ＪＡＦ富山支部の平塚弘之事務所長から記念の入賞カップが手渡された。

オートテストはマイカー持ち込みで競技ライセンス未取得者でも参加でき、ヘルメットやグローブの装着も不要なことから、気軽に出場できる競技として全国的に人気を博しているという。出場を契機にモータースポーツへの興味を喚起し、競技・観戦者の拡大を趣旨の一つとしているが、今回の参加者のうち数人が競技体験後に「国内Ｂライセンス」を申請、取得した。

日刊自動車新聞7月26日掲載