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自動車産業インフォメーション

2018年7月25日

ガソリンスタンド23年連続で減少

23年連続でガソリンスタンド(給油所)の数が減少している。

経済産業省資源エネルギー庁のまとめによると、2017年度末(18年3月末)現在の給油所数は3万747カ所で、前年度末と比べて720の減少となった。ピーク時(1995年)の6万421箇所の半分まで減少した。ただ、減少数は2年連続で1千を切っており、「減少ペースには落ち着きも見られる」(エネ庁)としている。

給油所は価格競争の激化に加え、自動車の低燃費化による需要減少などにより、経営環境が悪化して閉鎖が相次いでいる。廃止数は2006年に2401に達するなど大幅な減少となる一方、ピーク時までは年間で1500前後あった新設も10分の1以下に減り、17年度では126と2年連続で200を割り込んだ。この結果、23年連続で廃止が新設を上回っている。

新設数の減少が続く一方で、廃止数は17年度に23年ぶりに1千を割り込み846となった。

全体数も16年度が866減、17年度が720減と2年連続で1千以下。また、減少率も13年度には4・5%とピークに達したが、17年度は2・3%と2年連続で2%台になった。ただ、自動車の電動化の進展などもあり、給油所にとっては引き続き厳しい経営環境が続くものとみられる。

日刊自動車新聞7月21日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

経済産業省資源エネルギー庁

対象者 自動車業界