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2018年7月24日

静岡運輸支局など、浜松の高校を訪問 生徒に整備士の魅力訴え

静岡運輸支局の古橋由忠支局長らが6日、浜松江之島高校(浜松市南区)を訪れ、同高校の生徒に自動車整備士の仕事や資格、その魅力を直接訴えた。

各地の運輸支局長が高校を訪問して自動車整備士の仕事について説明する中で、同支局は中部運輸局管内で初めて生徒を対象とした説明会を開催した。説明会には自動車整備士を希望する生徒16人が参加し、同支局、静岡県自動車整備振興会、東海工科自動車大学校の説明に耳を傾けていた。

同支局が行う高校訪問は、これまで校長や進路指導担当の教職員に会って説明していた。2018年度は同支局と静岡整振、自動車大学校の三者で県内10校を訪問したが、同高校については打ち合わせの段階から生徒に直接話をすることで話が進んだ。

説明会は「自動車整備の仕事 高校説明会」と題して行った。参加した生徒の内訳は1年生が女子生徒2人を含む8人、2年、3年生がそれぞれ4人。古橋支局長は「人が暮らしていく上で車は不可欠なもの。その安全、安心を担保するために自動車整備士がいる。整備士を進路に選ぶ時の参考にしてほしい」と参加した生徒に呼びかけた。

整備士の仕事の説明は静岡運輸支局の小野木康仁主席陸運技術専門官が担当した。小野木専門官は高校生に自動車整備の仕事に対するイメージを質問しながら、自動車整備士の社会的位置付けや整備工場の職場環境などを説明した。参加した生徒はメモを取りながら真剣に話に聞き入っていた。

また、静岡整振の橋本敏宏事業部長は自動車整備士の資格の種類や受験資格について話をした。2級までの自動車整備士試験は「オームの法則を理解し、中学校卒業レベルの学力があれば決して難しい話ではない」ことを強調した。東海工科自動車大学校の内山貴夫副校長は、同大学校をはじめ自動車整備士養成校に通うことのメリットや自動車大学校で具体的に学ぶこと、卒業後の就職について説明した。

日刊自動車新聞7月20日掲載

カテゴリー 展示会・講演会
主催者

国土交通省静岡運輸支局、静岡県自動車整備振興会、東海工科自動車大学校

開催地 浜松江之島高校(浜松市南区)
対象者 中高生,自動車業界